天狗村奇談(3) その二 教室のお稲荷さん①

頭上には、相変わらず清々しい青空が広がっていた。
ぼくと母は、学校に向かって急いでいた。
道の両側には遠くまで水田が広がっていて、青々と育った苗が風にそよいでいる。
山々からは相変わらず、鶯の染み渡るような鳴き声が聞こえていた。

母は一言も口をきかなかった。肩を落とし、やっとのことで歩いているようだった。ぼくはなにか言葉をかけようと何度も口を開きかけたが、とうとう何も言うことができなかった。

 雑木林を横切り、ようやく小学校についたぼくたちは、しんと静まり返った校庭を通って校舎に向かった。結局、始業時間には間に合わなかったのだ。

 一学年にせいぜい十人前後しかいない小学校の校舎は、見るからに小さな、古い木造建てである。ぼくと母が教室に入ると、担任の町田先生も、同級生達も、教室の後で見学しているお母さんたちも、皆いっせいにきつい視線を向けてきた。

 母が、遅くなって申し訳ありません、というふうに頭を下げたが、町田先生はいきなりぼくたちを怒鳴りつけた。
「何をしていたんだ、もう授業は始まってるぞ!」
 その声を聞いてぼくはギョッ、としてしまった。あの、加藤巡査の怒鳴り方とそっくりだったのだ。

 ぼくは、恐る恐る町田先生の顔を見上げた。五十がらみで、いつも優しい町田先生の目がきゅーっ、と吊り上がっている。加藤巡査とまったく同じ目だった。しかも、あの獣臭い匂いまでが、かすかに教室の中に漂っていたのだ。
(ああ、まただ…)
ぼくは、母の身に再び何か起こるような気がして、背筋に冷たいものが走った。

町田先生は、怒った顔でぼくと母を睨みつけていたが、
「まあいい。とにかく席につきなさい…さあ、授業を続けるぞ」
そう言って、気を取り直したように生徒たちを見まわした。
 ぼくは母と離れ、教室の中程にある自分の机まで歩いて席についた。可哀想に母は、他のお母さんたちの冷たい視線を浴びながら、申し訳なさそうに列の端にくわわった。

ぼくが席につくのを待っていた町田先生が、授業を再開した。
 当時の小学校の机は、木材だけでできた二人掛けの机だった。ごろんとして、重くて、掃除のときなど移動するのが大変な机だった。その机にぼくが一緒に座っているのは、権堂さんの息子だった。健ちゃんという子で特に仲が悪いわけでもなかったが、このときばかりは睨みつけてやりたい心境だった。

 ともかくぼくはランドセルから筆記類を取り出し、教科書を開いた。今日、授業参観のために一時間だけおこなわれるのは、理科の授業だった。内容は人体の構造について…。ぼくの不安は、ますます大きくなっていった。

 しばらくの間、町田先生は生徒たちに質問したり、黒板に文字を書いたりしながら、教科書に沿って授業を続けていた。だが、途中で教科書を教卓の上に置くと、
「ところで君たち、哺乳類と昆虫の構造の違いについてはわかったが、肝心な人間の、男と女の違いについてはわかるかな…」
突然そう言って生徒たちを見回した。

「佐藤君、答えてごらん」
「ええと…男は強いけど、女は弱い…」
「そんなことじゃない。体の違いだ。村田君」
「うーん…男にはオチンチンがあるけど、女にはない」
「そう、それだ」
町田先生の目がギラッ、と光った。
「男にはオチンチンがついているが、女にはない。しかし、そこがどうなっているか、知っている男子はいるか?」

教室の中がシーンとなった。
「では、オチンチンがどのように変化するか、知っている女子はいるか?」
 みんな、呆気にとられて町田先生を見上げている。町田先生はもう一度生徒たちを見回した。何だか吸い込まれそうな目の色をしていた。

「では、女のあそこがどうなっているか、それと、実はオチンチンはおし*こをするだけのものではないということを先生が教えてあげよう」
町田先生はニタッと笑った。誰も、何も言わなかった。

「吉川君のお母さん、前に出てきて下さい」
 その言葉に、教室は少しざわめいた。振り返ると、母が目を見開き、呆然とした顔で町田先生を見つめていた。

 最初、唐突に授業の内容が変わったことに戸惑っていた生徒たちの顔には、好奇の色が浮かんでいた。しかも、後ろのお母さんたちまでが同じ表情を浮かべて「早く出て行きなさいよ」というように、母に冷たい視線を浴びせているのである。

「早く出てきなさい!」
「…」
またも怒鳴りつけられた母は、諦めたように前に出てきた。
町田先生の横に立つと、先生は、母を上から下まで舐めるように見詰め回してから、
「今から吉川君のお母さんにあそこを見せてもらうから、みんなよく観察するように」
母の顔がさーっ、と青ざめ、教室には一瞬どよめきが起こった。

「町田先生、そんなこと、できるわけがありません…」
母は掠れた声で抗議したが、
「大事な終業式と授業参観に遅れてきて、何を言っているんですか。子供達の勉強のためです、黙って教材になりなさい」

 母は、静まり返った教室の中で呆然と立ちつくし、助けを求めるようにお母さんたちを見まわしたが、誰もなにも言ってくれなかった。それどころか、中には薄笑いを浮かべているお母さんまでいた。母は堪らずに俯いてしまった。

「それではまず、パンティを脱ぎなさい」
町田先生は、小刻みに体を震わせ始めた母に命令するように言った。
 母は弾かれたように顔を上げ、不安と恐れの入り交じった表情でもう一度生徒たちやお母さんたちを見回した。しかし、結果は同じだった。誰一人止めようとする者はなかった。

ぼくと目が合うと、母は一瞬ヒクッと体を震わせた。
ぼくも固唾を飲んで母を見つめていた。
とうとう母は、意を決したようにスカートをめくり上げ、パンティに両手をかけた。
 もう、逃れようがないと諦めたのだろう。母はたぐり下ろすようにパンティを脱いでいった。

 あちこちでため息が漏れている。母はスカート越しに太腿やすねを晒しながら、引き下ろしたパンティを足首から抜き取った。恥ずかしいことにそんな母の姿を、ぼくは他の子供達と一緒に見つめているしかなかった。

「それは私が持っていてあげましょう。さあ、スカートを上までまくって見せなさい」
容赦なく町田先生が命令した。
 母はもう言いなりだった。驚いたことに町田先生は、パンティを受け取ると裏返し、母のあそこに当たっていた部分に鼻を押しつけたのだ。そしてクンクンと匂いをかぎながら、母には顎をしゃくって見せ、早くスカートをまくるようにうながした。

 母はスカートの裾を握って腰の上までまくり上げた。白くなめらかな下腹部と淡い陰毛が露出した瞬間、教室にはまたも声にならないどよめきが起こった。驚きと興奮で教室の温度が一気に上昇したかのようだった。

生徒たちもお母さんたちも、食い入るように母の下半身を見つめていた。
母は恥ずかしさに震え、苦悶の表情で立ちつくしている。スカートの裾を握っている手がブルブルと震えていた。

 しかし、そんな母がかわいそうで堪らないくせに、ぼくも皆と同じように見つめていた。見てはいけないと思い、目を閉じようとしたが、どうしても閉じることはできなかった。それというのも、母の下半身があまりにも魅惑的だったからだ。

 きゅっ、とくびれたウエスト。そのウエストから急激に盛り上がっている腰のあたりは見るからにむちむちとして艶めかしかった。それにミルクを刷り込んだように白い肌と、黒々とした陰毛の対比には、見ている者を妙に恥ずかしくするくせに見ずにはいられない生々しさがあった。

 しばらくの間、教室中の目が母の下半身に釘付けになっていたが、やがて町田先生の言葉に全員がはっ、としたように我にかえった。
「君たち、ちょっと席を立ちなさい」
町田先生は一番前の席に座っている二人に言った。
二人が席を立って机から離れると、町田先生はその机をズルズルと引きずって教壇の方に移動させた。

「みんな、前の方に出てきなさい。お母さん方は、そのまま後ろで見ているように」
それから、今度は母に向かって、
「さあ、この机の上に座りなさい」
と命令した。

ぞろぞろと集まった生徒たちにまわりを取り囲まれ、母はうろたえている。
生徒たちの顔は異様ににほころんでいた。全員が嫌らしい興味でいっぱいなのだ。
 母は、机の上に乗るしかなかった。そうしなければいけない雰囲気が、教室中を包み込んでいた。

 母は机の端に両手をかけ、よじ登るように机の上に上がった。二人掛けの頑丈な机は、母が乗ってもびくともしなかった。
「さあ、膝を立てて、子供達の方に向かって座りなさい」
 机にしゃがみ込んだ母は真っ赤な顔でスカートをめくり上げながら両膝を立て、唇を振るわせながら両足をM字形に広げていった。

「さあ君たち、よく観察してごらん」
 男子も女子も興味津々の顔で顔を近づけていく。十数人の熱い視線が、束になって母のそこに突き刺さっているようだった。

 母の股間で、陰毛に装飾された肉のひだがぱっくりと口を開けている。内側の赤黒い粘膜までが、ぬめぬめと輝きながら剥き出しになっていた。
生々しさが湯気のように立ち昇っている。どう見ても嫌らしい形と色だった。

「すげえ、毛が生えてる」
「おまえのもこんなのか」
「あたし、自分のなんか見たことないもん」
皆が、口々に驚きの声を漏らしている。

「女の子にはみんな、吉川君のお母さんと同じものがついているんだよ。後ろのお母さん方にもね」
 町田先生の言葉に、皆いっせいに後ろを振り返った。ぼくはお母さんたちが怒り出すかと思ったのだが、怒るどころか、皆、口元に卑猥な笑みさえ浮かべていた。

「ところで、この部分のことを何と呼ぶのか、君たちは知っているかい」
「えーっ」
 生徒たちは一斉に恥ずかしそうな、そのくせ嬉しそうな表情になった。皆が思い浮かべたのは、きっと、村の男達が影でつかう卑猥な言葉に違いなかった。ぼくでもその言葉は知っている。でも、恥ずかしくてとても口に出せるような言葉ではなかった。

「吉川君のお母さん、あんたのそこを四文字で何と呼ぶかこの子達に教えてやりなさい」「よ、四文字…」
母の頬がさらに赤くなった。
「これも授業のうちです。言いなさい」
母はさらに眉根を寄せ、唇を震わせていた。
「さっ、言いなさい」

母は観念したように口を開いた。
「そ、それは…それは…」
しかし、恥ずかしくて、どうしてもその先は言えないようだ。
「何をぐずぐずしているんだ、早く言いなさい!」
またしても怒鳴りつけられ、母はビクッと体を震わせた。

「こ、これは…お、お…おま*こ…です…」
 何度もつっかえながら、ついに母はその言葉を言ってしまった。それは、聞く側の羞恥心を掻きむしるような、何とも妖しい声だった。

「正ちゃんのお母さん、あんな恥ずかしい言葉を言ったよ」
「い、いやらしいー」
口々に言いながら、皆、嬉しそうな顔をしている。

「まあ、子供の前であんなことを言うなんて」
「恥知らずな」
「少しおかしいんじゃないの、変態だわ」
 後ろのお母さんたちが、ひそひそと話している。ぼくは無性に腹が立った。自分達だって面白がって聞いていたくせに、母を変態扱いしたことが許せなかった。

しかし町田先生は、
「もう一度、つっかえずに言いなさい」
 と、さらに同じ言葉を言わせようとするのだった。ほっ、としかけた母の顔がまたもきゅーっ、と歪み上がった。二度、三度と深呼吸した母が、堪らない表情で口を開けた。

「…おま*こ…」
 何度聞いても羞恥心を掻きむしられる。母の体から、嫌らしさと艶めかしさがない交ぜになって立ち昇ってくるようだった。
「お母さん、あんたの息子の正一は、どこから産まれたんだね」
「…しょ、正一は…お母さんの…おま*こから産まれました…」
「どんなふうに」
「おま*こから…絞り出されるように…」

 言い終えたとき、母はそのまま失神してしまいそうなほどの悶えぶりだったが、ぼくにとっても最後の言葉はショックだった。
なぜならぼくは、いままで自分は、母のお腹が割れて産まれたと信じていたからだ。あんな赤くてうねうねしたところから絞り出されてきたなんて、とても信じられなかった。

「それでは、正一の絞り出された穴を広げて見せてみなさい」
 母は震える両手を股間に持っていった。そして、ぱっくりと開いている肉ひだを、自分の指でさらに広げていった。すると内部の皺が左右に引かれて伸び上がり、中心部がメリッと裂けるように穴が開いた。

「よく見てごらん、君たちはみんなこの穴から産まれて来たんだよ」
町田先生の説明に、誰かが不思議そうな声を上げた。
「でも先生、こんな小さい穴から出られるんですか」
「だから正一のお母さんは、絞り出されて…て、言っていたろう。産まれるときはこの穴が大きく広がるんだよ」
「ふーん」
「さあ皆、誰からでもいいから順番に指を入れて確かめてごらん」
もう、ぼくの心臓は凍りつきそうだった。

真っ先に手を出したのは健ちゃんだった。母の股間にくつくほど顔を近づけると、肉穴に人差し指をあてがい、ああっ、と喘ぐ母をよそに、ずぶりっ、とその指を突き刺した。
「あ、ああっ…」
 母が悲鳴を漏らし、太股をひくつかせながら二度、三度と首を打ち振ったが、健ちゃんはグイグイと指の根元まで押し入れてしまった。

「どんな感じだね」
「あったかいな…それに、すごく柔らかい…」
 健ちゃんは驚きに満ちた顔で町田先生に答えた。興奮しているのが手にとるようにわかった。その興奮が、さざ波のようにまわりの生徒たちに伝染していくのも…。

「ぼくにも入れさせて」
「早く代われよ」
「ちょっ、ちょっと待てったら…」
健ちゃんは奥まで入れた指をグリグリとねじり回した。

「あっ…あう…」
 母は呻きながら唇をひくひくと振るわせ、もうやめさせて下さい、というように切ない目を町田先生に向けた。先生はまったく無視している。

 気色よさそうに肉穴をこねまわす健ちゃんを、皆、羨ましそうに見つめていたが、やがて我慢できなくなったらしく、
「は、早く代わってよ、健ちゃん」
「そ、そうだよ、自分ばっかりずるいよ」
と、口々に言い始めた。

「う、うん、わかったよ…」
 健ちゃんが名残惜しそうな顔で指を引き抜くと、今度はサブちゃんという子が母に飛びつくようにして指を突っ込んだ。
「あっ、ほんとだ、あったかいや」
サブちゃんも肉穴をこねまわしながら、うっとりしたような顔になっている。

「今度はぼくだ」
「あたしよ」
 皆の目が異様に輝いている。興奮が、熱気となって教室を包みこんでいた。ずぶり、ずぶり、と次々に肉穴が抉られていくのを見ながら、ぼくの体はブルブルと震え続けた。

やがて、待ちきれなくなった誰かが母の太腿に手を伸ばした。
「わあっ、あったかくてすべすべしてるぞ」
 その言葉を合図に全員が我も我もと手を伸ばしていった。太腿を触る者、ふくらはぎを触る者、ブラウスの中に手を入れて乳房を触る者。果ては母の背後にまわって髪を鷲掴む子や、顔に手を伸ばす子までいた。
とにかく、あっ、という間に母の体中に手という手が絡みついたのだ。

 うっ、ううっ、と母の喉から呻き声がもれている。だが、そんなことはおかまいなしに、皆思い思いの箇所を掴み、さすり、指を入れようとする。机が揺れ、机の縁を掴む母の両手にぐっ、と力が入った。

 もう見ていられなかった。母は体中の穴という穴に指をねじ込まれていた。口にも、鼻の穴にも、そして耳の穴にも小さな指がねじり込まれている。ぼくが産まれてきたという肉穴には、三人の子がいっぺんに指を突き刺している。お尻の穴にまで誰かの指が入っていた。

「やめて…やめてよー」
 とうとうぼくは泣きそうな声を張り上げた。でも、誰もやめてくれない。ぼくの声など耳に入らないのだ。
「やめてー、やめてー!」
ぼくは夢中で何度も叫んだ。本当に泣き出す寸前だった。

と、そこでやっと町田先生の声がかかった。
「ようし、もういいだろう、その辺にしておきなさい。さあ、離れなさい…ほらっ、離れて…」
「はあーい」
皆がしぶしぶ母の体から離れた。

ところが町田先生は、とりあえずほっ、としかけたぼくに向かって、
「正一君、君もお母さんのおま*こに指を入れてみなさい。自分の産まれてきたところが、どんな感触か確かめてみるといい」
などと空恐ろしいことを言うのだ。ぼくは呆然と町田先生を見上げてしまった。

どうしようもない怒りが、ぼくの胸に込み上げている。しかし町田先生は、ぼくの心を見透かしたように言った。
「そんな目をしなくてもいい。君だって本当は触ってみたいはずだ。どうだね」
ぼくはドキリとしてしまった。母も、ぎょっ、とした顔をしている。
皆が、ぼくを見ていた。ぼくがどうするか意地悪な興味でいっぱいなのだ。

 あのとき、ぼくの嫌らしい好奇心は、母に気づかれていただろうか? 怒りに体を熱くさせながらも、本当はぼくも母のそこに指を入れてみたいと思っていたのだ。

ぼくは良心の痛みに体を震わせながら、皆を掻き分けるようにして母の前に立った。
困り切った顔で、母がぼくを見ている。
 屈みこんで顔を近づけると、ぱっくり開いた肉ひだから、甘酸っぱい匂いが漂ってきた。覗き込むと、皆に指を突っ込まれ、掻き回された肉穴がとろんと口を開けていた。

思い切って指を差し込むと、母はううっ、と溜息を漏らした。同時にまわりからは、歓声が上がった。

 ぼくは皆の悪意と好奇心の入り交じった視線を浴びながら、奥まで突き入れた指で内部を掻き回していった。何だか、自分が自分でないような気がした。これは夢だろうか、夢なら早く覚めてほしいと思った。しかし、肉穴の生々しい感触はまぎれもない現実だった。

 健ちゃんが最初に叫んだように、肉穴の中は温かかった。ねとついた粘膜は、やわやわと指に絡みついてくる。こね回すとさらにシコシコ、クニュクニュとした感触が加わって何とも気色がいい。

 ぼくはしだいに良心の痛みを忘れていった。母が何度も呻いたが、もう、あまり気にならなかった。
「まあ、母親のあんなところを夢中でこね回すなんて…」
「息子も息子ね、小学*のくせに」
「親子そろって変態なのよ」
そんな囁き声を聞きながら、いつしかぼくは夢中になっていった。

「正一、もうやめて。正一、お願い…」
 母が堪えきれなくなって声を上げるまで、ぼくは肉穴をこねまわしていた。はっ、として見上げると、母が悲しそうな顔でぼくを見つめている。
「ご、ごめんなさい」
ぼくは思わず声を上げ、慌てて指を引き抜いた。

 母をこんな悲しい顔にしてしまった自分に堪らない嫌悪がこみ上げてくる。しかし…恥ずかしいことにぼくは、本当はもっとこね回したい気持ちでいっぱいだったのだ。

 ぼくにはいま教室の中で起っていることが、別世界の出来事のように思えてならなかった。他の教室では普通に授業がおこなわれていて、それをお母さんたちが真剣に見つめているはずだ。まさか壁ひとつ隔てたこの教室で、こんなことが起こっていようとは、誰一人夢にも思わないだろう。

 教室中が、獣臭い匂いと、むっとするような熱気に包まれていた。ぼくと母を除く全員が、集団で催眠術でもかけられたかのように、とろんとした目をしていた。いや、もしかしたらぼくの目も同じだったかもしれない。

「さてみんな、女のあそこがどうなっているか十分にわかったはずだ」
 町田先生の問いかけに皆いっせいに「はーい」と返事をした。後ろのお母さんたちまでがうん、うんと頷いている。

「それではこれから、この穴には本当は何を入れるべきかを、先生が教えてあげよう」
 町田先生は怪しく目を輝かせながら言った。そして、母に机から下りるように指図し、母がよろよろと机から下りている間に、カチャカチャと音を立ててズボンのベルトを外し始めたのだ。

それを見て女の子の何人かが「きゃあっ」と悲鳴を上げたが、もちろん怖がって上げたのではなく、歓声だ。

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