天狗村奇談(4) その二 教室のお稲荷さん②

町田先生はズボンもパンツも脱ぎ下ろしてしまい、股間を皆の前にこれみよがしに晒け出した。びっしりと陰毛が生え揃った剛毛のなかから、先端の皮が剥けた、全体に黒みがかったオチンチンがぶらん、と顔を出していた。
可愛らしい子供のそれと違って毒々しい色つやのオチンチンを、皆は一瞬、息を飲んで見詰めた。

町田先生は、教室中の視線を得意げに受け止め、見せびらかすようにオチンチンを掴み、フルフルと振り立てながら、
「どうだ君たち、女の穴にはこいつを入れることになっているんだよ」
と、さも嬉しそうな顔で言った。

「でも先生、オチンチンて柔らかいいんだから、入れられないだろう」
「そうだよ先生、入るわけがない」
町田先生はニヤニヤして聞いていたが、
「もちろん、このままでは入らないさ。入るためには、これを棒のように硬くしなければいけないのさ」
「えーっ、そんなことできるの?」
「信じられないよ」
皆が不思議そうな顔になってお互いに顔を見合わせた。

「まあ、見ていなさい」
町田先生は自信たっぷりの顔でふっ、ふっ、と笑い、母に向き直った。
「お母さん、子供達が不思議がっています。どうやって硬くするか教えてやって下さい。私はまず、手でやってほしいと思います」
「……」
母は、怯えたように町田先生の顔とオチンチンを交見まわした。

「どうしたんです、今さら恥ずかしがることもないでしょうに」
 町田先生はギロッ、と母を睨んだ。母は、諦めたように町田先生の前に両膝をついて屈み込み、おずおずと差し出した手でオチンチンを掴んだ。教室中が、みるみる静まり返っていく。

母は皮の剥けきった部分に指を添え、シコシコと擦り始めた。
「うーむ」
町田先生は、気持ち良さそうに呻き上げた。
 母は緩急をつけて擦りながら、ときどき手の中で揺らしてみたり、剥けた皮をさらに剥き下ろすようにギューッ、と引っ張ったりしている。

教室内は静まり返ったままだ。
母の顔には羞恥と嫌悪が入り交じっていた。何とも切なくて悩ましい表情だった。

 母がしばらく擦り続けると、オチンチンはむくむくと頭をもたげ、母の手の中でピーンと反り返った。もうオチンチンというより本当に「肉棒」という感じだった。これには皆驚いてしまい、あんぐりと口を開ける子までいた。

 ぼくも目をまん丸くしていた。太くそそり立った肉棒が青筋を浮かべ、ヒクヒクと痙攣しているのだ。エラの張り出した先端部が、母の顔に食いつきそうな威勢で鎌首をもたげていた。

「ほら君たち、こんなに大きくなったろう」
 町田先生がどうだ、と言わんばかりに皆を見まわしたが、圧倒されたように誰一人として口を開かなかった。逆にお母さんたちは目を細め、妙にねとつくような笑いを浮かべている。

「さあ、お母さん、今度は口でやってください」
 町田先生は、事もなげに母に言った。母はもう、そう言われることを覚悟していたのか、さっきほど戸惑いを見せなかった。肉棒の根元を掴んで先端を自分の方に引き寄せると、顔を近づけながら口を大きく開けた。それから一瞬ためらった後、思い切ったように先端部に唇をかぶせていったのだ。

(ああ、お母さん…)
 ぼくは心のなかで叫んでいた。清楚な母があんなグロテスクなものをくわえている。母が母でなくなったような気がして、ぼくの胸は張り裂けそうだった。

 最初母は、悩ましい顔で先端部を舐めまわしていたが、やがて、唇でぴっちりと肉棒を包み込み、深く飲み込んでは吐き出すことを繰り返し始めた。
しんと静まり返った教室の中に、母が肉棒をしゃぶる音だけが淫らに響き渡っていた。

町田先生はいかにも気持ち良さそうに、目を細めて立っている。
母は、真っ赤な顔で肉棒をしゃぶり続けた。母の顔は、屈辱と嫌悪で歪んでいる。それなのに、どこか艶っぽく見えるのはなぜだろう。反応を確かめるように、ときおり上目遣いで町田先生の様子を窺うところなど、ギョッ、とするほど艶めかしいのだ。

「さあ、もういいです」
 町田先生が満足そうに言い、ズルッと肉棒を引き抜くと、母の顎には涎がしたたり、肉棒から離れながら糸を引いた。

「どうだい、皆よく見なさい。いま吉川君のお母さんがすごいことをしたろう、君たちにはまだよくわからんと思うが、こういうことをするとオチンチンはこんなに大きくて硬くなってしまうものなんだ。よく覚えておきなさい。さて、いよいよこの硬くなったものを、実際に穴にはめ込んでみるとしよう」
町田先生はそう言いながら母を立ち上がらせ、またも二人掛けの机の方に押しやった。

「先生、そっ、それだけは…」
 母は怯えた声を漏らしながら抵抗する様子を見せたが、町田先生は母を抱きすくめるようにして、上半身を机の上に押し倒した。
「ああ…」
 喘ぎ声を上げた母の背中が机の上に横たわり、膝を曲げた両足が跳ね上がるように宙に掲げられた。スカートは再びめくれ返ってしまい、またしても股間が剥き出しになってしまった。母は身動きできず、机の脚を掴むのが精一杯だった。

 立っている町田先生の肉棒と、母の開いた股間がちょうど同じ高さにある。町田先生は母の太股を両手で抱え込み、肉穴に向かって肉棒を近づけていった。わなわなと体を震わせる母は、少女のように怯えきっていた。

「さあ、よく見ていなさい」
 町田先生はグイッ、と腰を前に突き出した。つぎの瞬間、肉棒がズブリッ、と母の股間に突き刺さった。

「ああーっ」
母がカッ、と目を見開らき、叫び上げた。
肉棒が、肉穴をきしませながら母の体内に埋没していく。
誰一人口を開かなかった。
母は叫んだそのままの顔を、糊で固めたかのように凍りつかせている。

肉棒を根本まで押し込んだ町田先生がニヤリ、と笑った。何とも気持ち良さそうな顔だ。
先生はゆっくりと腰を動かし始めた。肉棒が母の体内からヌプヌプと引き出され、先端部が現れそうになると再びズンッ、と突き刺さる。

「うっ、うぐっ…あっ…」
母は呻き声を上げながら、机の端を必死に掴みしめている。
「さあ、よく見なさい。先生のものが吉川君のお母さんの中にちゃんと入っているだろう」
先生はそう言ってぼくたちを見回した。

 母は喘ぎながら眉根を寄せ、唇をきゅっと引き結んでいた。両目に切ない色を宿しながら、じっと天井を見つめている。

先生に抱きかかえられている母の白い足が、突かれる度に宙で踊った。
 交番ではよく見えなかったが、今度は出入りする肉棒がよく見える。肉穴は、肉棒の丸さに沿って大きく広がり、ぐーっと肉棒が入るときには、まわりの粘膜ごと体内にのめり込み、引き抜かれるときには、内側の赤い粘膜が引きずり出されてくるのだ。
町田先生が腰を動かすたびに、粘膜の擦れ合う生々しい音が教室に響き渡った。

「どうだい…うっ、わかったかね、オチンチンはこうやって使うものなんだよ…う、ううっ…」
 町田先生は、気持ち良さそうに目を細め、皆を見まわした。すると、ようやく我に返ったように生徒たちがざわつき始めた。
「で、でも…入れるとどうなるの…」
「おたがいに、すごく気持ちが良くなるんだ…ううっ、そして、これは大事なことだが、赤ちゃんはこうすることによって産まれるんだよ、くうう…」

「ええーっ!」
 これには皆、仰天した。しかし、ぼくの受けた衝撃はそんなものではなかった。ぼくは本当に気を失うところだった。
「赤ちゃんは、自然に産まれてくるわけではないんだ。正一もみんなも、お父さんとお母さんがこういうことをしなければ産まれないんだよ」
その言葉に、皆がいっせいに後ろを振り返ると、お母さんたちが笑いながら頷いている。

「へえーっ、そ、そうだったんだ…」
「じゃあ、正ちゃんのお母さんにも…また赤ちゃんができるんだ」
 皆が、嬉しそうに囃し立てた。ぼくはまたも目眩がした。まわりの世界が音を立てて崩れていくような気がした。だがそのとき、混乱したぼくの頭の中に声が聞こえてきたのだ。
(安心しろ正一、今回はたぶん赤ちゃんはできないから)
(えっ)

 ぼくは驚いてまわりを見回したが、誰もが母と町田先生の結合部を見詰めていて、ぼくの方を見ている者など一人もいなかった。しかし、わけがわからずに視線を元にもどしたぼくはギョッ、とした。町田先生が腰を動かしながら、横目でぼくをじーっ、と見つめていたからだ。

(女には赤ちゃんが出来る日というのがあってな、その日でないと、こういうことをしても出来ないんだ。今日は出来ない日なんだよ、赤ちゃんは)
 もう一度その声が頭の中に聞こえてきた。そして町田先生はニヤリと笑ったのだ。もう間違いなかった。町田先生が直接ぼくの頭の中に話しかけていたのだ。

 だが、その声は町田先生の声ではなかった。交番を出たときに頭の中に聞こえたあの声だった。ぼくは、赤ちゃんは出来ないという言葉にひとまず安堵しながら、心の中で問い返した。
(ど、どうしてそんなことがわかるんですか? それに君はいったい誰?)
(何だってわかるさ、だって俺達はな…)
 ぼくはあとに続く言葉を待ったが、途中で思い返したのだろうか、もう二度と声は聞こえてこなかった。

 町田先生は母に向き直ると、もう、ぼくや皆のことを忘れたかのように激しく腰を動かし始めた。
母の体が、ガクン、ガクンとのけ反っている。
乳房がブラウスの下で、ゆさゆさと揺れている。

 町田先生は、ブラウスのボタンを外して中に手を入れた。スリップを掻き分け、乳房を掴み出して揉み上げ始めた。母はもう、放心したような表情になっていた。

長い、長い時間にぼくには感じられた。やがて町田先生は、
「う、くうううーっ」
 と、獣じみた呻き声を噴き上げると、母の体が壊れてしまうのではないかと思うくらいに何度も何度も、激しく肉棒を突き立てた。そして、急にガクガクと震え始めた。その顔は歓喜に満ちていた。

「うおっ、うおっ…」
背中をのけぞらせた先生の獣じみた呻き声が、静まり返った教室の中に響き渡っている。
 やがて町田先生は動きを止め、満足そうに吐息を吐きながら、母の体内からズルリと肉棒を引き抜いた。ぽっかりと開いてしまった母の肉穴から、白く濃いものがドロドロと垂れ落ちている。交番のときと同じだった。町田先生の肉棒からも同じものが滴っていた。

「せ、先生、それは何…」
「精子と言ってな、赤ちゃんを作る種だよ」
「ふーん」
 町田先生が離れても、母は起き上がれなかった。精子の垂れ落ちる股間を晒したまま、死んだようにぐったりとしていた。

「さあ、一学期最後の授業はこれで終わりだ。では、夏休みの注意事項を話してから通信簿を配ることにしよう。吉川君のお母さん、ご協力ありがとう。これをお返ししますよ」
町田先生はいかにも満足そうな表情で、横たわったままの母の手にパンティを握らせた。

終業式の長い一日は、それで終わりではなかった。
 帰り道、ぼくと母が雑木林を横切っているときだった。木の陰に隠れていた者が数人、バラバラと飛び出してきて手を広げ、ゆくてを遮ったのだ。ぼくのクラスの男子が五人。あの健ちゃんもいた。そして、なぜか健ちゃんのお兄さんもいた。

 お兄さんは尋常高等学校の一年生だが、乱暴者で評判がよくなかった。しかし権堂さんの息子なので、村人の中で表だって注意できる大人はいなかった。おそらく勉強が嫌いなお兄さんは、学校を早引けしてこのあたりをブラブラしていたのだろう。たまたま出会った弟に話しを聞いて、一緒に隠れていたのに違いない。

全員が、嫌らしい笑いを浮かべて母を見ている。
母は怯えて後ずさった。ぼくも怖くて足が震えてしまった。
「兄ちゃん、この人だよ、何でもさせてくれるおばさんて」
健ちゃんが得意げに母を指さすと、お兄さんは陰険な顔を下品にほころばせた。

「あのさ、おばさん、俺、女がおし*こするところを見たいんだ。見せてくれるだろう」
そして、一転して凄んだ顔になり、お兄さんは母の腕を掴んだ。
「あっ、何を…」
「いいから来いよ」
 お兄さんは、母を引きずるようにして雑木林の中に入っていった。健ちゃん達も嬉しそうについていく。ぼくも後を追うしかなかった。

 雑木林には小道が通っていて、行き止まりには古い社が建っている。何でも江戸時代からのものがそのまま残っているそうで、赤い格子戸の奥には二体のお稲荷さんが奉ってあった。

 木彫りの、まるで生きているようにちょこんと鎮座している狐の像は、表面の漆もところどころ剥げかかって、奉られてからの長い年月を静かに物語っていた。そして、ここは、ときおり村の老人達が連れ立ってお参りにくるくらいで、普段はめったに人のくるところではなかった。少し不気味で、寂しいところなのだ。

お兄さん達は、母を社のところまで連れていった。
「さあ、おばさん、おし*こして見せてくれよ」
「い、いやよ、そんなこと…」
 みんなに取り囲まれた母が震えた声で拒否すると、お兄さんはニヤッ、と笑ってからぼくの方を見た。

「ふうん、じゃあ正一がどうなってもいいのかい?」
「なんですって!」
 母は目を見開き、お兄さんとぼくを交互に見つめた。健ちゃん達が今度はぼくを取り巻いてきた。
「兄ちゃん、殴っちゃっていいの?」
指をポキポキ鳴らしながら健ちゃんが言った。

「ああ、半殺しにしてやんな」
ぼくは後ずさった。恐怖がこみ上げ、恥ずかしいことに足が震えている。と、
「やめて、正一に手を出さないで…」
母が声を上げた。ハッとして母を見ると、母は諦めたように言った。
「…わ、わかったわ、して見せるから正一に乱暴はしないで…」

 その、母の苦渋の滲んだ声を聞きながら、ぼくは、非力な自分がくやしくて堪らなかった。もっと大きかったら、もっと強かったら、お兄さん達をやっつけることができただろうに…。

「ああ。見せてくれれば正一になんか手を出さないよ」
お兄さんはそう言ってニヤリと笑った。
「じゃあ、さっそくおし*こをして見せてよ、おばさん」
「…わ、わかったわ…そ、その前に正一…お母さんは大丈夫だから向こうに行っていてちょうだい」
と、母は悲痛な目をぼくに向けた。

しかしお兄さんは、顔は笑っているのに凄みのある目で母を睨み、
「いいじゃねえか、正一にも見せてやろうぜ」
母は、諦めたように小さな喘ぎ声を漏らした。

「さあ、早く見せてくれよ」
 お兄さんにせかされた母は一瞬困ったようにぼくを見たが、すぐにキュッと唇を噛むとスカートの中に両手を差し込み、スルスルとパンティを引き下ろしていった。

 白いパンティを両足から引き抜くと、少し震え出した手でスカートを腰の上までまくり上げ、母はその場にゆっくりとしゃがみ込んでいった。
 母の白いお尻が丸みを強調するようにぐっ、と突き出され、健ちゃん達がおおーっ、と歓声を上げた。母は真っ赤になって悶えている。

 お兄さんを真ん中にして全員が母の正面に屈み込んだ。ぼくも健ちゃんに腕を捕まれ、一番後ろに屈ませられた。
 母の黒い陰毛ごしに、ぱっくりと割れた肉のひだが晒け出ていた。しかも内部の真っ赤な粘膜は町田先生の精子でヌルヌルしていた。

「うう…」
と、母の喉から羞恥の呻き声が漏れた。
「すっ、すげえなおま*こってこうなっているのか…」
 吸い寄せられるようにお兄さんは手を伸ばした。ぱっくり割れた肉ひだにお兄さんの人差し指が差し込まれた。

「くう…」
母は呻き上げ、太股の付け根をキュー、と硬直させた。
「うひっ、なんかいい感じだぜ」
 と嬉しそうに言いながら、お兄さんは何度も指を出し入れしていたが、しばらくして引き抜き、
「ようし、おし*こしてみろよ、さあっ」
と、母に迫った。

「は、はい…」
母はすーっ、と目を細めた。よほど恥ずかしいらしくますます顔が赤らんでいる。
「ど、どこからでるのかな」
「しっ、黙ってろ」

皆が目を皿のように見開いている。
 くやしいことにぼくも同じだった。母を助けられない自分が情けなくて堪らないくせに、誰かが呟いたようにいったいどこからおし*こが出てくるのか、どんなふうに噴き出してくるのか、好奇心が興奮さえともなって込み上げてきたのだ。

 息を飲んで見つめていると、肉穴の少し上の小さなすぼまりがピチッ、と開いた。開いたかと思うと、シャー、と音をたてて透明な液体が噴き出し始めた。
「おおっ」
と皆が歓声の声を上げていた。

「あああ…」
母は首を振りながらあえぎ声を上げている。
シャー、シャー…
 と、せまい尿道口がめいっぱい開ききり、膀胱いっぱいに溜まっていたらしいおし*こが、何とも恥ずかしい大きな音をたてながら、あとからあとから飛沫をあげて噴き出してくる。その音がよほど恥ずかしいらしく、母は首筋まで真っ赤に染めていた。

「すげえ!」
「女って、すげえ音をたてておし*こするんだな!」
お兄さんや健ちゃん達が、興奮に満ちた嬉しそうな声で声を上げている。
母は悲鳴を上げそうな顔で悶え続けている。

しかし、健ちゃんたち同様にぼくも目を離せなかった。
(お母さん、ごめんなさい…)
心で謝りながらも、ぼくも見続けた。
そしてぼくは、母がこんなすさまじい音をたてておし*こをすることに少し衝撃を受けた。この大袈裟な音と大量に噴き出すおし*この量が、清楚な母のイメージとはあまりにも不釣り合いだったからだ。

 いったん噴き出し始めたおし*こは、なかなか終わらなかった。汗に濡れた額に苦悶のたて皺を刻み、唇をワナワナと震わせながら恥ずかしさに耐え続ける母。ぼくは、そんな母の姿を興奮と罪悪感とともに見続けた。

やがて、やっとのことで大袈裟な音がやんだ。
 母はほーっ、と安堵のため息をもらし太腿の付け根をブルッ、と震わせた。地面に溜まったおし*こからは湯気が立ち登っている。母の股間はぐしょぐしょに濡れそぼり、白い内腿にも、しずくがしたたっていた。

「いやあ、すごかったなあ」
「こんなに出るなんて、ぼく驚いちゃった」
「本当だよな」
などと口々に言いながら、お兄さん達はなおも見続けている。

と、そのときぼくは、何かの気配を感じて空を見上げ、あっ、と叫びそうになった。交番で見た白い球体が一つ、小学校の方からこっちに向かって飛んでくるのが見えたのだ。

すごいスピードだった。しかし、お兄さん達は母の股間に夢中でまったく気がつかない。
 球体はぼくたちの頭上までくるといったん空高く昇っていき、今度は青空を引き裂くような威勢で落ちてきた。

(ああっ、ぶつかる…)
 ぼくは思わず飛び跳ねそうになった。しかし、球体が目指していたのはぼくではなく社だった。球体は、途中でふわりとスピードを緩めてから壁を突き抜け、社の中に消えていった。一瞬、社の中がぱっ、と青白く光ったように見えた。

(遅かったじゃないか。やりすぎてボロを出さなかったろうな)
あの奇妙な声が、またも頭の中で聞こえてきた。
(ああ、そんなヘマはしねえよ。しかしいい女だった。久しぶりに人間の女を堪能したぜ)
(そのうちまた、出かけようじゃないか…ふ、ふふっ…)
(ああ、今度はどの女にしようかな、うふっ、ふふ…)

 それっきりその声は聞こえなくなり、代わりに聞こえてきたお兄さん達の声でぼくは我に返った。
「おばさん、ありがとうよ。さあっ、いくぜ」
「うんっ」
お兄さん達は走り去って行った。
 後に残された母が、立ち上がってパンティを引き上げている。母の顔はいまだに真っ赤に染まっていて、いまにも泣き出しそうな目をしていた。

「お母さん…ぼく、誰にも言わないから…」
 ぼくが喉を詰まらせながら、やっとのことで母に声をかけると、母はこくり、とうなずいた。でも、何とも気まずい空気がぼくと母の間に流れている。

母と歩き始めたぼくは、ふと後ろを振り返った。
すると、社の格子戸越しに、二体の狐がぼくに向かってにやっ、と笑ったように見えた。

ぼくは慌てて前に向き直り、もう二度と振り返るまいと思った。
雑木林が、かすかに風に揺れている。
頭上には、どこまでも青い空が広がっていた。

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