天狗村奇談(9) その四 サーカスの夜③

賀来と団員がいっせいに頭を下げると、テント内は再び拍手と歓声に包まれた。そして、立ち上がった観客達は列をなして出口に向かって行った。
 ぼくは慌てて袖口から顔を出し、観客の顔を見渡した。やはり知っている人が何人もいた。親戚のおじさんもいる。ステージに上がっていたのが母だとは気づかず、誰もが息を飲み、興奮して見つめていたのだ。

(もし賀来が気の術だとかで母だとわからないようにしていなかったら、いったいどうなっていただろうか…)
そう思い、ぼくはまたもゾッ、とした。

 やがて観客が一人残らず家に帰って行くと、祭りの後の静けさのようにテントの中は急に静まり返ってしまった。
誰もいない観客席を、裸電球の明かりが何ともうら寂しく照らし出している。

「さて諸君、今夜もごくろうだった」
賀来は団員達に振り返って言い、軽く頭を下げた。団員達もいっせいに頭を下げる。
「いよいよ明日はつぎの予定地に向けて出発だ。休む前にテントを畳む準備をしておいてくれ」
 はいっ、と息の合った返事を返すと、団員達はテントのあちこちに散らばって行った。

「おっと、節子はこっちに来なさい。それと正一君…君もここへ来るんだ」
 空中ブランコの女性達がブランコを外そうと天幕に登って行ったり、その他の団員がイスを畳んだり裸電球を外したりするなかを、ぼくはおずおずとステージに向かって歩いて行った。
母もぼくの方を見ながら賀来の側に歩み寄った。

 ぼくの胸には、やっと母と対面できた嬉しさが込み上げていた。しかしそれとは別に今にも崖から突き落とされそうな、恐怖にも似た感情も込み上げていた。
 賀来に「節子」と呼び捨てにされたのに嫌な顔もせずに従う母は、本当にサーカスの一員なることを決意しているのだろうか? すでに不老不死の秘薬を飲んでしまったという賀来の言葉は、本当に本当なのだろうか?

ぼくと母は、互いに再会の喜びに身を震わせながらステージの中央で向き合った。
 ほんの少し会えなかっただけなのに、涙が出そうなくらい懐かしい思いがした。母も同じ思いなのか、目が潤んでいた。

「よかったな節子。おまえが唯一気がかりだった正一は、お前を捜しにテントに入ってきてしまった。おまえのステージを見た以上、正一も一緒に連れて行くしかなくなったぞ」
賀来が母に言った。母は、心から嬉しそうに顔をほころばせ、
「ああっ、正一」
と感極まった声を上げ、ぼくを抱き締めた。

 母の甘い体臭に包まれ、ぼくは一瞬何もかも忘れて深い安堵感を覚えた。だが、すぐに感情が込み上げてきて、ぼくは喉を詰まらせながら言った。
「お、お母さん…一緒に家に帰ろうよ、帰って今までどおり暮らそうよ。ぼく、不老不死なんてなりたくない…お母さんのあんな姿をずっと見続けるなんて、ぼく嫌だよ、ぜったいに嫌だよ!」

「正一…賀来様に話しは聞いているのね。それなら、はっきり言うわ。よく聞いて正一…お母さんもう家に帰る気はないの。賀来様について行くことに決めたのよ。でも正一も一緒に来てくれるなんて本当によかったわ。お母さんと一緒に世界中を旅しましょうよ」

「お、お母さん、本気で言っているの? ぼ、ぼくは行きたくない…それにお母さんがいなくなったらお婆ちゃんやお父さんはどうなるの? すごく悲しむよ」
「大丈夫。最初は悲しんでもそのうちに忘れるに決まってるわ、そういう人達だもの。でも正一は違う。きっといつまでも悲しんでいると思うわ。だから正一のことだけは心配で堪らなかったのよ」

「どうしちゃったのお母さん、そんなことないよ、お父さんだってきっといつまでもお母さんのことを忘れられないよ、もしかしたら死んじゃうかもしれないよ…だから、だから帰ろうよ」

「ねえ正一…」
 ぼくははっ、とした。言葉をくぎりぼくをじーっ、と見つめた母の目がきらきらと輝いている。ぼくは、母に何か強い意志を感じとった。
「正一も賀来様に心を開放してもらいなさい。そうすればそんな小さなことはどうでも良くなるわ。そして、きっと永遠の旅に出たくなる…サヨちゃん、ちょっとこっちへいらっしゃい、サヨちゃん」
母に呼ばれ、一輪車の少女がこちらに歩いてきた。

「ほら、紹介するわ。神隠しにあったと思っていた、私の幼なじみのサヨちゃんよ」
立ち上がった母がサヨちゃんの背を押すようにして、ぼくと引き合わせた。
 ぼくと向き合ったサヨちゃんは、ぼくと同じ子供の姿なのに、その顔には大人のように不複雑な表情がこびりついていた。

「お母さんが子供の頃に村にもサーカスが来たって言ったでしょう。あれは、やはりこの賀来サーカス団だったのよ。でも、サヨちゃんはさらわれたんじゃないの。自分から行きたいって賀来様に言ったのよ。ね、サヨちゃん」

「そう、私は生まれて初めてサーカスを見て夢中になったの…それで賀来様に一緒に連れてっと頼んだわ。賀来様は快く承知して下さり、私を連れていってくれた。一輪車も教えて下さったし、不老不死の秘薬も飲ませて下さったわ…」

 長い間があいて、ぼくはサヨちゃんのつぎの言葉を待った。しかし、サヨちゃんはなぜか思い詰めたような顔になって、そのまま黙ってしまった。

母がサヨちゃんの肩に手を置きながら続けた。
「ねっ、おまえと同じくらいの年頃の子もいるの。だから、きっと寂しくなんかないわよ。みんなでサーカスをしながら、毎日楽しく暮らしていきましょうよ、ねっ、正一」

「だ、だけどお母さん…年で言ったら、この子もお母さんと同じくらいの年じゃないか、ぼくとは違うよ…」
「でも正一、二十年や三十年の年の差なんて、永遠の時間のなかでは何の意味もないことなのよ」
ぼくはえっ? と母の顔を見つめ直してしまった。

 母はもう、完全に賀来サーカス団の一員になりきっている。この村にも、父や祖母にも未練はないのだ。ぼくは、へなへなと体中の力が抜けるような気がした。

そのとき思い詰めた顔でじーっ、とぼくを見つめていたサヨちゃんが口を開いた。
「お願いだから、せっちゃんを連れていかないで! やっと幼なじみと会えたのに、また別れるなんていや…それにあんたなんかお母さんと一緒に行けるからいいわ。私なんか、私なんか…」
「…」
急に泣きそうになったサヨちゃんは黙り込み、今度も最後まで言わなかった。

 ぼくは、何か変だと思った。母は、永遠というものをとても素晴らしいことのように言ったが、ぼくにはサヨちゃんが、何だか疲れ果てているようにも感じられたのだ。

「心配しなくていいわ、サヨちゃん。私はあなたと一緒に行く。きっと行くから安心して」母の言葉に、サヨちゃんは顔を上げて嬉しそうに笑った。
「賀来様お願いします、この子の心も解放してやって下さい」

賀来に向かって、母が言った。
 三人のやりとりを少し離れて見詰めていた賀来が、こっちに歩いてきた。ぼくは思わず後ずさったが、肩を押さえつけられてしまった。

「さあ、私の目を見なさい。心を解放してしまえば、世の中のつまらない決まり事や、しがらみからもいっさい解放される。我々とともに新しい世界に行きたくなってくる。さあ、見なさい」
そう言って賀来は、ぼくの目を覗き込んできた。

さっきまで穏やかだったのに賀来の目は猛禽のように輝いていた。心の底まで射抜いてくるようなその目に、ぼくは震えた。

賀来はしばらくぼくの目を見つめていた。
 反らすことなどできず、ぼくはその目に吸い込まれてしまいそうだった。やがて賀来は、口元をにやりとほころばせた。

「ほう、君にも心に秘めた願望があったじゃないか。なるほど、町田先生に…権堂さんか…わかったぞ。正一君、はっきり言おう。君はお母さんにロドリゲスと同じことをしたいと思っているな」
「?」
 ぼくは怒りを覚えた。そんなこと、考えたことも思ったことない。母やぼくに対してすごい侮辱だとさえ思った。

「違う、そんなこと誰が思うもんか!」
 叫びながらぼくは、ほんの少し得意げな顔になっているのが自分でもわかった。自信に満ちた賀来をやりこめてやれそうだったからだ。しかし、またも賀来は笑った。

「正一君、君はそういう願望を持ちながら自分ではまったく意識していなかったのだよ。だが、間違いなく君は願望をもっている。それをはっきりとわからせてやろう」
 そう言って賀来はぼくの肩を押さえていた手をすーっ、と下におろし、いきなりぼくの股間を掴んだ。
「わっ…」
 驚いて声を上げるぼくにかまわず、賀来は口の中でむにゃむにゃと呪文のような言葉を唱え始めた。

「あっ…ああ…」
 ぼくは叫び上げてしまった。これも何かの術なのだろうか、賀来の手を通して熱いものがぼくの体に入ってきたのだ。まるで真っ赤に焼けた鉄の棒がズブズブと下腹部に突き刺さってくるように熱くて痛い。

立っていられず、賀来が手を離すと同時に、ぼくは床に這いつくばった。
 お腹の中が抉られているような激痛だ。ぼくは呻き、のたうち回った。でも、それはほんの数秒だった。
しばらくすると激痛はすーっ、と引いていった。

 下腹部には熱くたぎるような感触だけが残り、つぎの瞬間、その感触が溶岩のようにドロッ、と移動して肉棒に流れこんできたのである。
「ああっ、あーっ」
 ぼくはまたも叫び上げていた。ぼくの股間で信じられないことが起こっていた。オチンチンが、むくむくと膨らんできたのだ。今まで単なる付属物でしかなかったぼくのオチンチンに、神経の束が音を立てて生えてくるような感じだった。

「あっ…あああ…」
 とうとうぼくのそれはギンギンに固くなってしまった。そして、心臓の鼓動に合わせてズキズキと脈打っている。これは何だ、とぼくは思った。これはもう、肉棒そのものだった。

 そのとき、湖底に沈んでいた木片がぽっかりと水面に浮かび上がるかのように、ぼくの脳裏にある思いが浮かび上がってきたのだ。
そうだ、確かにぼくは母とやりたいと思っていた。
 教室で町田先生に犯される母を見ながら、ぼくは同じことをしたいと思った。

権堂さんに犯される母を見たときも、やはり同じことを思った。まだ夢精もしたことくせに、ぼくは犯されて顔を歪める母の姿に激しく欲情していたのだ。

 もしかしたら、同じことを母にすることで、母を奪い返したかっただけなのかもしれない。だが、理由はどうあれ、ぼくが母とやりたいと思ったのは確かだった。

「これが黒魔術だよ正一君。黒魔術で君の股間を一時的に成長させたのだ。つまり、体は子供でもそこだけは大人と同じというわけだ。だから立派に使い物になる。理性のタガも外しておいたから、背徳的な罪悪感が生じることもない。さあ、立ってズボンを脱ぎなさい。そして、思いっきって心も体も解放してやるんだ」

ぼくは、恐る恐る立ち上がり、ズボンとパンツを脱ぎ下ろした。
 ぼくの股間で大人のそれのように固く大きくなった肉棒が、ヒクヒクと痙攣している。 でもぼくは、顔から火が出るくらい恥ずかしかった。自分が母にそんな思いを持っていたなんて、いまだに信じられない。呆れ返った母が、おぞましいものを見るような目でぼくを見ていないだろうかと、ぼくは顔を上げることもできなかった。

ところが、意外な母の言葉が耳に入ってきたのだ。
「正一、恥ずかしがることなんてないのよ。正一が望んでいるのなら、お母さん喜んで叶えてあげる。さあ、顔を上げて、お母さんを見て」
 はっ、としながら顔を上げると、母は本当に嬉しそうに微笑み、慈愛の籠もった眼差しでぼくを見守っていた。

 うっすらと化粧をし、西洋のドレスを身につけた母は何度見ても妖しいほどに美しかった。母性愛をたたえる切れ長の目。しっとりとした唇。ドレスの下からたっぷりと盛り上がってはち切れんばりに谷間を覗かせている乳房。そのすべてが魅惑的だった。

 本当に理性のタガが外れていたのかもしれない。ぼくは母を見上げながら、妖しい衝動が突き上げてくるのを抑えようもなかった。
「正一、全部脱いじゃいなさい。お母さんも裸になるから…サヨちゃん、背中のボタンを外してちょうだい」

 屈み込んだ母の後ろで、サヨちゃんがボタンを外し始めた。プチッ、プチッとボタンが外れるたびに、かって味わったことのない期待と興奮が押し寄せてきて、ぼくの心臓は高鳴った。

 母がドレスの前を広げ、たわな乳房をブルンと剥き出しにした。弾むように揺れる乳房に、ぼくの目は釘付けになってしまった。

母はドレスをスルスルと下に下ろし、両足を抜き取った。
 ドレスの下には何も着けていなかった。一糸まとわぬ素っ裸の母が、甘い体臭を漂わせながらぼくの目の前に立っているのだ。
ぼくも上半身を脱ぎ捨てながら、何だか目眩がしてきそうだった。

「横になりなさい」
 母に言われ、ぼくはステージの床に尻を下ろし、そのまま仰向けに横たわった。固くて冷たい床の感触が背中に伝わってきたが、気にもならなかった。
母は、ぼくの横に膝をそろえて座ると、
「さあ正一、お母さんか教えてあげるわ」
微笑みながら言って、優しくぼくの頭を抱えて上半身を引き寄せた。

 ぼくの顔の前に、フルフルと揺れる乳房が近づいてくる。乳房の頂点からツン、と突き出しているピンク色の乳首が、色も鮮やかに目の中に飛び込んでくるようだった。

「まあ、こんなに大きくして。しょうのない子ね、正一は…」
 肉棒をチラリと見やりながら母は言い、ぼくの頬にそっと唇を押しつけた。唇のしっとりとした感触とともに、母の甘酸っぱい体臭にむうっ、と鼻の奥を刺激され、もうそれだけで、ぼくの体には甘美な陶酔が貫いていった。

母は何度か頬に口づけしたあと、ぼくの頭をグイッと乳房に引き寄せた。
「あむ…」
 豊満な乳房に顔を埋めたとき、ぼくは思わず恍惚としてしまった。それは弾力があるくせに、マシュマロのように柔らかかった。それに、何とも温かい。

「さあ、吸ってもいいのよ…」
 母が片方の乳首をあてがってきたので、ぼくは夢中で口に含んだ。プニッとした乳首が気色よかった。ぼくはチューッと、音を立てて吸い上げた。

「あ…あう…」
 母はどこか切なげに体をよじり、喘ぎ声を漏らしながら、もっと吸いなさい、というように乳房を押しつけてきた。その表情が堪らなくて、ぼくはゾクソグしながら口いっぱいに乳房を含み、夢中で吸い立てた。

さらに母は、ぼくの手を片方の乳房に添えさせた。
 ぼくはしっかりと乳房を掴み、最初は恐る恐る、やがて思いっきり、まるでつきたてのお餅のように吸い付いてくるそれを揉み上げていった。

母はそんなぼくの体をいとおしむように強く抱き締めてくる。
 ぼくは痺れるような快感を覚えていた。そして、そのときぼくは、永遠の命というのも、もしかしたら悪くはないかもしれない、などと思い始めていたのだった…。

 ふと、気がついて回りに目をやると、いつの間にかステージには、一度切られたスポットライトが当てられていた。しかも、音楽までが流れている。
 ステージ上には母とぼくしかいなくて、解体の準備をしていた団員達は全員観客席に座っていた。

 賀来も、ステージの入り口付近に立ってこちらを見ている。観客となった団員達が、ぼくと母の行為を、一つの演目を鑑賞するように見詰めているのだ。
 そのなかにあのロドリゲスもいた。いまにも泣き出しそうな顔だ。それを見て、ぼくは胸のすくような思いがした。

(いい気味だロドリゲス。これはぼくのお母さんなんだぞ、お前みたいに醜くて気持ちの悪い奴に取られて堪るもんか!)
 ぼくは心の中でそう叫び、わざと大きな音を立てて乳首を吸い立てた。

「ああん…」
甘く喘ぎながら、母はぼくの股間に腕を伸ばしてきた。
 先端に指が触れた途端、ビリッと肉棒に電流が走ったような気がし、ぼくは思わず呻き声を上げた。熱くたぎるような肉棒に、母のひんやりとした指がえも言えず心地良かった。

母は、しっかりと肉棒を掴み締めてくれた。
 そそり立ったぼくの肉棒は、体は子供なのにそれだけは大人と同じように太く、長くなっている。だから、自分で見ていてもそのアンバランスさがとても変だった。ロドリゲスの顔が、体と較べて大きすぎるのとどこか似ているような気もした。

 そんなぼくの肉棒に、母はしなやかな指を絡みつかせ、シコ、シコ、とゆるゆかに擦り始めた。
「あ…うう…」
ぼくは呻き声を洩らしながら、母の指遣いに酔った。
 最初はゆるやかに擦ったり揉みこんだりしていた母の指は、時折力を込めてキュッ、と肉棒を締めつけてきた。そのたびに鋭い快感が全身を貫いた。

「どう、正一、気持ちいいでしょう…」
少し掠れた声で母が聞いてきた。
「うん、うん…」
 ぼくは快感に震えながら、やっとのことで返事をした。

にっこりと笑い返してくれた母の唇が、いままで感じたことのないほど濡れ濡れとして艶めかしく感じられる。
 密着した母の体からは、何とも甘い体臭が漂い、たわわに突き出した乳房は、母が息をするたびに、ふるふると揺れ動いた。それらすべてに官能を刺激され、早くも爆発寸前になってきたぼくの体は、自然と弓なりに反り返った。

「もう出そうなの正一? でもまだ出しちゃ駄目よ、もっと気持ち良くさせてあげるから我慢して…ねっ」
「うん…」
 答えながらぼくは、キュッとお尻の穴を締め付けた。さっきからお腹の中では、ドロドロしたものが出口を求めてひしめき合い、快感が高まるたびにビュッ、と漏れてしまいそうになっていたのだ。

 まだ夢精もしたこともないぼくにとってまったく初めての感覚だったが、なぜか、我慢すればもっと気持ち良くなるだろうとわかっていた。これも黒魔術のせいなのだろう。
「正一、立って」
 母は肉棒から手を離し、ぼくの上半身を抱き寄せた。そして、立ち上がったぼくの正面に膝を折って座った。

ぼくの肉棒は怒ったように天を突き、ヒクヒクと痙攣している。
 まるで作り物を接着したみたいに、見れば見るほどぼくの体とは不釣り合いな肉棒だった。しかし、神経の束はしっかりとぼくの体と繋がっているのだ。

 その肉棒に向けて母が上半身を傾けた。そして、フルフルと揺れ動く巨房を、両手を添えて持ち上げ、谷間に肉棒をはさみこんできたのだ。
「あっ」
 ぼくは驚いて声を上げたが、母は微笑みながら両手で乳房を押しつぶすように肉棒をはさみこみ、その柔らかく弾力のある球体をグニグニと擦り合わせてきた。

「あっ、ああ…」
 母がこんなことをしてくれるとは思いもよらなかったので、ぼくはいよいよ驚いたが、指とはまた違う感触にまたも喘ぎ声を漏らしていた。
 うっすらと静脈の浮き出た、白くてタプタプした乳房が、肉棒にしっとりと吸いついてくる。たっぷりとした重さと弾力が微妙に肉棒を締めつけて、えも言えず気持ちがいい。
 それに、いつもは清楚で控えめな母が、恥ずかしげもなく乳房を両手で抱え上げ、揉みつぶしている姿そのものが、実に刺激的だった。

「どう? 正一、気持ちいい?」
何度もそう聞いてくる母の両目は、切ないくらいに潤んでいた。
「きっ、気持ちいいよ、お母さん…」
 母の表情にさらなる刺激を受けながら、ぼくは答えた。すると嬉しそうに顔をほころばせた母はさらに両手に力を入れ、乳房を上半身ごと上下に動かし始めた。

あまりにも気持ちが良くて、ぼくはお尻の穴を何度も締め付けなけばならなかった。
と、母が肉棒を挟んだまま、ぴたりと動きを止めた。
 押しつぶされた二つの球体の間からは、皮の剥けたエラの部分がにゅっ、と突き出している。母はその先端をじーっ、と見つめ、それから顔を上げてぼくの目を見つめてきた。

 母の顔は悩ましいくらいに上気していた。その口から漏れた甘く温かい吐息がほーっ、とぼくのお腹に吹きかけられる。
(お母さんは、また何か違うことをしようとしているんだ)
 ぼくは、母の表情を見ながらそう思った。またも期待が高まり、胸がドキドキしてきた。 と、母は口を大きく開け、真珠のような歯を覗かせながらカプッ、と肉棒をくわえ込んだ。

「ああっ、お母さん…!」
 その瞬間ぼくは思わず叫び上げていた。驚きもあったが、それ以上に叫ばずにはいられない快感が走ったのだ。
 しかし、快感に背筋を痺れさせながらも、なぜ、こんなことまでしてくれるのだろうとも思った。だってこれは町田先生や権堂さんに無理矢理にやらされた、母にとっては屈辱的な行為のはずだ。

 しかし、そんな疑問はすぐにどこかに吹き飛んでしまった。信じがたいものもあるが、間違いなくぼくの肉棒は、母の温かい口の中にすっぽりと包まれている。そして口の中の、何という温かさとねとつきだろうか。ヌラヌラした口腔粘膜が唾液でさらに潤っている。そんな中に肉棒がどっぷりと浸される気持ちの良さは、何とも形容のしようがなかった。

 母は上目遣いにぼくを見上げながら唇をすぼめ、カリ首のあたりを締めつけながら舌の腹で王冠部を舐めずってきた。唇の引き締まった感触と、ねとついた舌の感触が堪らなく気持ちいい。

 さらに母は、熱い鼻息を陰毛ごしに下腹部に吹きかけながら、唇をキュッ、と締めつけてきた。そして、乳房の谷間を掻き分けるようにしてズズズッ…と砲身を喉奥まで飲み込むと、今度はゆっくりと吐き出していった。

 砲身に快感の渦がまきおこり、ぼくは身を悶えさせた。目の前に火花が弾けるような気持ちの良さなのだ。

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